ガラス防火戸「ファイヤードS オートドア」スチール仕様を追加（三和シヤッター）

　三和シヤッター工業株式会社（本社：東京都板橋区／社長：髙山 盟司）は、防火区画に使用できるガラス防火戸「ファイヤードＳ オートドア」スチール仕様を９月１日より発売します。
　本商品は、エンジン装置に補助電源（バッテリー）を備えた電気式自動閉鎖装置を採用したことにより、火災発生時は引手を軽く引くだけで引き戸が電動開放し安全に避難することができ、通行後は再度自動閉鎖するため、別途避難用扉を設けることなく、防火区画の避難開口部に設置することが可能です。さらに、補助電源（バッテリー）を備えているため、停電時でも防火性能を維持することができます。
　人が通行する開口部の床面は、床レールを設けないことでバリアフリー化に対応可能です。また、特定防火設備のガラス入りスチール製自動ドアでは業界最大※2のサイズに対応します。
　三和のガラス防火戸「ファイヤードS」シリーズは耐熱合わせガラスを使用したシースルータイプの特定防火設備です。明るく開放的な空間をつくりだし、高い意匠性と安全性を両立しています。開き戸タイプや自動ドアタイプなどさまざまな用途に対応できる窓・扉バリエーションを取り揃えています。
　三和シヤッター工業は、今後も社会に適応した防災商品を開発し、お客様に安全・安心・快適を提供してまいります。
※1耐熱結晶化ガラスを合わせ加工したガラス ※2 ２０２１年９月現在当社調べ

従来、避難開口部に防火設備として自動ドアを設置する場合は、別途避難経路を確保する必要がありました。本商品は電気式自動閉鎖装置を採用することで、避難用扉を設けることなく防火区画の避難開口部に設置することが可能になりました。
火災発生時は、自動火災報知設備（火報信号）と連動して自動ドアが自動閉鎖し、防火区画を形成します。避難時に引き戸を軽く引くと、アシスト機能により、引き戸が電動開放し、通行後は自動閉鎖します。停電時には補助電源（バッテリー）により自動閉鎖機能を維持します。

耐熱ガラスを特殊樹脂で貼り合わせた「ファイアライトプラス®」を使用することで、万が一、人や物が衝突して割れても、ガラス間の特殊樹脂が破片の飛散や落下、脱落を防ぎます。飛散防止フィルムを貼る必要がありません。また、「ファイアライトプラス」を構成する耐熱ガラス「ファイアライト」は急熱・急冷に強いという優れた防火性能を持ち、火災時のスプリンクラーや消火活動の際の放水にも強さを発揮します。